ゴッホの「ひまわり」にスープかけた活動家、禁錮刑の判決 英
(CNN) 英ロンドンの裁判所は27日、2022年に化石燃料に対する抗議活動中にゴッホの絵画「ひまわり」にスープをかけた事件をめぐり、20代前半の環境活動家2人に禁錮刑を言い渡した。
英PA通信によると、環境団体「ジャスト・ストップ・オイル」のフィービー・プラマー被告(23)は2年、アンナ・ホランド被告(22)は1年8カ月の禁錮刑を科された。
これは、化石燃料の使用に反対する破壊的な抗議活動を行ったとして英国で環境活動家が禁錮刑を言い渡された最新の事例だ。英国では比較的新しい二つの物議を醸す法律により、たとえ平和的なものであっても抗議活動を取り締まる警察と裁判所の権限が強化された。
しかし、この判決によってジャスト・ストップ・オイルを思いとどまらせることはできなかったようだ。同団体によると、判決が言い渡されてから数時間後、ジャスト・ストップ・オイルの活動家3人が、22年の抗議の場と同じロンドンのナショナル・ギャラリーで開催中の展示会で、ゴッホの別の「ひまわり」2点にスープをかけた。
BREAKING: 2 VAN GOGH PAINTINGS SOUPED HOURS AFTER PHOEBE AND ANNA SENTENCED
— Just Stop Oil (@JustStop_Oil) September 27, 2024
3 Just Stop Oil supporters have thrown soup over 2 of Van Gogh paintings in the 'Poets and Lovers' exhibition at the National Gallery.
Support people in resistance: https://t.co/Rh65arOwa1 pic.twitter.com/Tc3Bvd10OB
27日に判決を受けた活動家2人は、22年10月に同美術館で2缶のトマトスープを絵画にかけ、金色の額縁を損傷させたとして、器物損壊罪で有罪となった。