イスラエル、ヒズボラの司令官殺害 レバノン南部で戦闘続く
(CNN) イスラエル軍と、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘は3日も続いた。同軍はレバノン南部にある軍事施設への攻撃でヒズボラの司令官数人を殺害したと発表した。
レバノンの首都ベイルートにいるCNNの取材班は同日夜、複数回にわたって大きな爆発音を聞き、南方郊外に煙が立ち昇っているのを確認した。
イスラエル国防軍(IDF)の声明によると、同日殺害されたヒズボラのメンバーには戦闘地域や工兵部隊、火力調整などを統括する司令官らが含まれるという。
イスラエル側はイスラエル空軍とレバノン南部に地上侵攻しているゴラニ旅団が共同で攻撃作戦を展開した。新たにヒズボラの軍事施設を破壊し、武器なども押収したという。
IDFによると、同日午後4時から数時間にわたり約100の飛翔体(ひしょうたい)がレバノンからイスラエルに向けて発射された。大半はイスラエルとレバノンの国境沿いの町メトゥラを狙ったものだったという。
IDFはまた、レバノン南部での地上戦で21歳の将校1人が死亡したことを発表した。1日に始まった地上戦でのイスラエル軍の犠牲者は計9人となった。