イスラエル首相、レバノン全土でヒズボラへの攻撃続ける
(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は15日までに、首都ベイルートを含むレバノン全土で、イスラム教シーア派組織ヒズボラに対する攻撃を続けると述べた。
ネタニヤフ氏はゴラニ旅団の訓練施設で「我々は、ベイルートを含むレバノンのあらゆる場所で、ヒズボラを容赦なく攻撃し続ける」と述べた。発言を収めた動画を政府の報道部門が公開した。
この訓練施設は13日夜、ヒズボラのドローン(無人機)による攻撃を受け、イスラエル軍兵士4人が死亡したほか、兵士60人あまりが負傷した。
ネタニヤフ氏は死亡した兵士の遺族に弔意を示し、負傷者を慰問すると明らかにした。
情報筋によれば、米国とイスラエルの当局者の間で「理解」が深まるなか、イスラエルによるベイルートへの攻撃がここ数日、一時的に停止されていた。
10日のイスラエル軍の空爆により、ベイルートで、少なくとも22人が死亡したほか、100人あまりが負傷していた。これ以降、ベイルートへの空爆は行われていなかったが、レバノン南部など他の地域への空爆は続いていた。