イタリア首相、国連平和維持軍への攻撃を非難 イスラエル首相との電話会談で

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イタリアのメローニ首相/Nick Gammon/AFP/Getty Images

イタリアのメローニ首相/Nick Gammon/AFP/Getty Images

(CNN) イタリアのメローニ首相は、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談を行い、イスラエル軍がレバノン南部にある国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)の施設を攻撃したことを非難した。同施設にはイタリア軍兵士約1100人が駐留している。

イタリア首相府が14日、前日に行われた電話会談の内容を公開し、メローニ氏がネタニヤフ氏に対して、攻撃を非難したと明らかにした。メローニ氏は電話会談の中で、UNIFILがイスラエル軍から攻撃されたことは容認できないと繰り返し、UNIFILが国連安保理の委託に基づいて地域の安定を支援するために活動していると指摘した。メローニ氏は、UNIFILの要員の安全は常に必ず保証されなければならないと強調した。

メローニ氏は、国連安保理決議1701の完全な適用がイスラエルとレバノンの国境の安定化に寄与し、全ての避難民に帰還を保証することができるとの確信を示し、こうした取り組みにイタリアが関与すると改めて表明した。

UNIFILによれば、イスラエル軍による攻撃が始まって以降、要員5人が負傷したほか、13日には要員15人が煙を吸い込んだことに関連する症状を訴えていた。

イスラエル側は、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラがUNIFILの拠点付近で活動していると非難している。

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