イスラエル首相、国連平和維持部隊への意図的な攻撃との批判に「全くの誤り」と反論

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(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は、自国軍がレバノン南部の国連平和維持部隊を故意に攻撃しているという主張を「全くの誤り」だと一蹴した。

ネタニヤフ氏は14日、声明で「全くその逆だ」と述べ、イスラエルは「国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)に対し、危険から逃れるよう繰り返し要請」し、「戦闘地域から一時的に撤退」するよう求めたと説明した。

UNIFILはこの1週間、イスラエル軍がレバノン南部で平和維持部隊に発砲し、基地に強制的に侵入したほか、重要な兵たん活動を阻止し、12人以上の兵士を負傷させたと述べている。

イスラエルは、イスラム教シーア派組織ヒズボラがUNIFILの拠点付近で活動していると非難。UNIFILに対し、「危険にさらされている」と警告した。

ネタニヤフ氏は、イスラエルはUNIFILやレバノンの人々と戦っているのではなく、レバノンの領土を利用してイスラエルを攻撃するイランの代理勢力のヒズボラと戦っていると述べ、「ヒズボラはイスラエルの都市や地域社会を攻撃する際に、UNIFILの施設や拠点を隠れみのとして利用している」と批判した。

ネタニヤフ氏は、UNIFILの要員に被害が及んだことについて遺憾の意を表明し、イスラエル国防軍は「このような事案を防ぐために最大限の努力をしている」と主張した。

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