ヒズボラ幹部、イスラエルに「停戦」か「苦痛」の受け入れを呼び掛け

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ヒズボラのナイム・カセム副政治局長のテレビ演説を見る人々=15日、レバノン・ベイルート/Mohamed Azakir/Reuters

ヒズボラのナイム・カセム副政治局長のテレビ演説を見る人々=15日、レバノン・ベイルート/Mohamed Azakir/Reuters

(CNN) 中東レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラのナイム・カセム副政治局長はイスラエルに対し、レバノンでの停戦を受け入れるか、さもなければ「苦痛」に直面することになると呼び掛けた。ヒズボラは戦略を変更し、イスラエルに対して、より激しく、より奥地への攻撃を実施している。

カセム氏はイスラエルの人々に対して、ヒズボラとの停戦を選択するよう呼び掛けた。ヒズボラはこの2日前、イスラエル・ハイファ近郊にある軍基地に攻撃を行い、イスラエル兵4人が死亡した。イスラエルとヒズボラとの紛争が始まって以降で最も大きな被害が出た攻撃となった。

カセム氏は「解決策は停戦だ」と主張。ヒズボラは弱気な立場から発言しているのではなく、イスラエルが停戦を望まない場合は戦闘を続けると述べた。

カセム氏によれば、停戦の合意に達すれば、イスラエルの人々は北部の自宅に戻ることができる。カセム氏は、停戦しなければ、さらに多くのイスラエル人が避難することになると警告し、「いつでも200万人以上が危険にさらされることになる」と述べた。

イスラエル政府は先月、現在遂行している戦争の目的について、同国北部の避難民の帰還を付け加えた。

カセム氏は、レバノン全土に対するイスラエルの攻撃へのヒズボラの対応には、イスラエル国内のあらゆる地域を「例外なく」攻撃することが含まれると語った。

カセム氏は、イスラエルがレバノン全土を標的としているため、ヒズボラは防衛の立場から、イスラエルのあらゆる地点を標的とする権利があると語った。

カセム氏は、メンバーが所有するポケットベル型などの通信機器が爆発して打撃を受けたが、ヒズボラは依然として強固だと主張した。

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