ポリオワクチン、2回目の接種始まる ガザ地区
(CNN) 国連は14日、パレスチナ自治区ガザ地区で、緊急のポリオワクチン接種の2回目を開始した。国連児童基金(ユニセフ)が明らかにした。
ユニセフによれば、ワクチン接種はガザ中部で始まった。パレスチナの保健省や国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が協力している。
ユニセフはX(旧ツイッター)への投稿で、ポリオ発生を阻止するためのあらゆる努力を惜しまないと述べた。
UNRWAのラザリーニ事務局長は14日、イスラエル軍の空爆によって大きな被害が出たため、学校1校でワクチン接種が中止されたと明らかにした。
国連は9月にガザでのポリオワクチンの接種を開始していた。ワクチン接種は、イスラエル軍の空爆によって上下水道や衛生設備が破壊され、ガザでポリオが再発したことを受けたもの。ガザでは6月に下水の試料からポリオが発見され、8月には男の子の赤ちゃんがポリオに感染した。ポリオの感染が確認されたのは25年ぶりだった。