難民キャンプの病院に攻撃、16人死亡 ガザ北部
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の病院関係者がCNNに明らかにしたところによると、ガザ北部のジャバリヤ難民キャンプ内の病院が攻撃を受け、少なくとも16人が死亡、17人が負傷した。
同じくガザ北部にあるカマル・アドワン病院の責任者はCNNに、16人の遺体が同病院に運ばれたと語った。大半は焼死体だったという。
この責任者によると、ジャバリヤ難民キャンプにある病院の敷地に設置されたテントが攻撃の標的になったとみられる。
CNNはイスラエル国防軍(IDF)にコメントを求めている。
カマル・アドワン病院の責任者は、同病院がガザ北部で唯一、完全に機能している医療施設だとしている。国際NGOの「国境なき医師団」やガザの保健省によると、同病院を含むガザ北部にある3病院はイスラエル軍に避難を命じられている。
IDFは6日、イスラム組織ハマスのメンバーがいるとして、ジャバリヤ難民キャンプを「包囲」したと明らかにした。カマル・アドワン病院の関係者らによると、同キャンプへの同日の攻撃で少なくとも10人が死亡し、20人が負傷した。
また同病院は7日に24時間以内に避難するようイスラエル軍に命じられたという。