ヒズボラ指導者の後継候補、3週間前の攻撃で死亡 イスラエル軍発表
(CNN) 9月に殺害されたイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララ師の後継者候補だったハシェム・サフィエディン師が今月3日にレバノンの首都ベイルートで行われた攻撃で他の司令官らとともに死亡したことが分かった。イスラエル国防軍(IDF)が22日に発表した。
ヒズボラはIDFの主張をまだ確認していない。
IDFによると、サフィエディン師はイスラエル空軍がベイルート南郊のヒズボラの地下諜報(ちょうほう)本部を攻撃した際に死亡した。諜報本部には25人以上のヒズボラメンバーがいたという。ヒズボラ諜報部門のトップ、アリ・フセイン・ハジマ氏も死亡した。
イスラエル軍は、サフィエディン師の死亡をどのように判断したかについての詳細は明らかにしなかった。
CNNは以前、イスラエル当局者の話として、今月3日のベイルートでのイスラエルの攻撃は同氏を標的にしたものだったと報じていた。
攻撃後、ヒズボラはサフィエディン師と連絡がつかなくなり、生死不明になっている。
サフィエディン師はヒズボラの執行評議会議長を務め、母方のいとこにあたるナスララ師が暗殺されるまで、ヒズボラの最高位を継承する最有力候補の一人と見られていた。