イスラエル軍が避難区域外の病院周辺を空爆、子ども含む4人死亡 レバノン

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ラフィク・ハリリ大学病院周辺の警備にあたるレバノン軍=22日、レバノン首都ベイルート/Houssam Shbaro/Anadolu/Getty Images

ラフィク・ハリリ大学病院周辺の警備にあたるレバノン軍=22日、レバノン首都ベイルート/Houssam Shbaro/Anadolu/Getty Images

(CNN) レバノンの首都ベイルート近郊で21日夜、同国最大の公立病院、ラフィク・ハリリ大学病院周辺がイスラエルに空爆され、同国保健省によると子ども1人を含む少なくとも4人が死亡、24人が負傷した。病院にも大きな被害が出ている。

攻撃された場所と避難区域の地図をCNNが分析した結果、この病院のある地域は、イスラエル軍の避難命令の対象にはなっていなかったことが分かった。

イスラエル軍は攻撃前にベイルート南部に避難命令を発出。標的として地図上で特定のビルを指定した上で、半径500メートル以内の立ち入りを禁じていた。

しかし、21日にイスラエルが空爆した複数地域のうち、ラフィク・ハリリ大学病院の周辺は指定されておらず、避難命令の対象にもなっていなかった。

イスラエル軍は同病院周辺の攻撃について、レバノンのイスラム組織ヒズボラのテロリストを標的にしたと説明。病院そのものを攻撃したり狙ったりはしておらず、病院は攻撃の影響を受けていないと主張している。

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