イスラエル、米供与のTHAAD配備完了 イランへの対抗準備進める

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ホワイトハウスの中庭に展示された高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)=2019年7月、米首都ワシントン/Alex Brandon/AP

ホワイトハウスの中庭に展示された高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)=2019年7月、米首都ワシントン/Alex Brandon/AP

(CNN) オースティン米国防長官は21日、米国がイスラエルに引き渡した高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD<サード>)の「配備が完了」し、必要なときに使用できる状態だと述べた。

オースティン氏はウクライナの首都キーウに同行した記者団に対し、THAADについて「我々はこれを非常に迅速に運用できる能力を持っている」と述べた。

イスラエルはイランが今月1日に行ったミサイル攻撃への対抗措置の準備を進めている。そうした中での同氏の発言は、イランやその代理勢力からの反発を引き起こす可能性がある。

THAADは、米軍が保有する特に強力な対ミサイル兵器の一つ。射程150~200キロの範囲で弾道ミサイルを迎撃することができ、テストでは完璧に近い成功率を誇る。

高度なレーダーシステムと迎撃ミサイルを組み合わせて使用し、短距離や中距離の弾道ミサイを航程の終末段階で大気圏内外から迎撃して破壊できる唯一の米国製ミサイル防衛システムだ。

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