イスラエルがガザ北部を爆撃、「いたるところに死のにおい」 UNRWA事務局長

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ジャバリヤ難民キャンプが攻撃を受け負傷したパレスチナ人=21日、パレスチナ自治区ガザ地区/Mahmoud Issa/Anadolu/Getty Images

ジャバリヤ難民キャンプが攻撃を受け負傷したパレスチナ人=21日、パレスチナ自治区ガザ地区/Mahmoud Issa/Anadolu/Getty Images

(CNN) 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリーニ事務局長は22日、パレスチナ自治区ガザ地区の北部の状況について、現地の職員からの報告をもとに、3週間近く続くイスラエル軍による爆撃によって、職員が「食料や水、医療を見つけることができない」と明らかにした。

ラザリーニ氏は、職員が働いているガザ北部の厳しい状況について説明した。ガザ北部ではイスラエルが新たに地上作戦を開始し、数十万人が人道危機に直面している。

ラザリーニ氏はX(旧ツイッター)への投稿で、「道路やがれきの下に遺体が放置され、いたるところに死のにおいが漂っている。遺体の収容や人道支援の任務は拒否される」と述べた。「ガザ北部では人々はただ死を待つだけだ。彼らは見捨てられ、絶望し、孤独を感じている。一刻一刻、死を恐れながら生きている」

CNNは先に、ガザ北部の住民や避難民が共有した映像をもとに、ガザ北部の軍事作戦から逃れたパレスチナの人々が避難中に銃撃されたと報じていた。

ラザリーニ氏は「たとえ数時間であっても、その地域を離れてより安全な場所にたどり着きたいと願う家族が人道的に安全に移動できるよう」停戦を呼び掛けた。

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