イラン政府、ノーベル平和賞受賞の人権活動家に「緩慢な死」を期待か 家族が非難

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イランの人権活動家でノーベル平和賞を受賞したナルゲス・モハンマディ氏は過去20年のほとんどをイラン首都テヘランにあるエビン刑務所の受刑者として過ごしている/Reihane Taravati/AFP via Getty Images

イランの人権活動家でノーベル平和賞を受賞したナルゲス・モハンマディ氏は過去20年のほとんどをイラン首都テヘランにあるエビン刑務所の受刑者として過ごしている/Reihane Taravati/AFP via Getty Images

(CNN) イランの人権活動家でノーベル平和賞を受賞したナルゲス・モハンマディ氏の家族は、イラン政府について、がんの診断を確定させるのに必要な手術を受けさせないことによって、モハンマディ氏に「緩慢な死」を与えようとしていると非難した。

モハンマディ氏の家族は4日、CNNに宛てた声明で、イラン当局が骨腫瘍(しゅよう)の診断に必要な生検へのアクセスを奪い、モハンマディ氏の命を危険にさらしていると非難した。

モハンマディ氏の代理人は3日、医師が最近になってモハンマディ氏の右脚にがん性の疑いのある病変を見つけたと明らかにしていた。

モハンマディ氏は過去20年のほとんどをイラン首都テヘランにあるエビン刑務所の受刑者として過ごしている。同刑務所はイラン政府を批判する人々が収容されていることで知られる。モハンマディ氏は2023年、イランにおける女性の抑圧との戦いと全ての人の人権と自由を促すための戦いが評価され、ノーベル平和賞を受賞していた。

モハンマディ氏の家族が運営する財団も、イラン政府について、モハンマディ氏の命を危険にさらしており、直接的な責任を負うことなく、事実上、「静かな死」を狙っていると指摘した。

家族は、モハンマディ氏に対する治療がこれ以上遅れれば致命的な状況に陥る可能性があると訴えている。モハンマディ氏は、がんの可能性がある病変が見つかった病院への転院まで、すでに9週間にわたり待機する必要があった。

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