ロシアとウクライナ、大規模ドローン攻撃の応酬

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ドローン攻撃により被害を受けた家屋=10日、ロシア・モスクワ州スタノボエ/Tatyana Makeyeva/AFP/Getty Images

ドローン攻撃により被害を受けた家屋=10日、ロシア・モスクワ州スタノボエ/Tatyana Makeyeva/AFP/Getty Images

(CNN) ロシアとウクライナが過去最大規模のドローン(無人機)による攻撃を相手国に対して実施した。ロシアは9日夜、計145機のドローンを発射させたが、これは今回の戦争の一晩での攻撃としては過去最多だった。一方、ウクライナも9日から10日にかけて、ロシア首都モスクワに向かって前例のない規模のドローンを発射した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、ロシアが前日の夜に過去最多となる145機のドローンをウクライナに発射したと述べた。

ゼレンスキー氏によれば、ロシアは過去1週間で、800発以上の誘導爆弾と約600機のドローン、約20発のさまざまなミサイルを使用した。

ウクライナ空軍は声明で、ロシアが9日夜に過去最多となるドローンでウクライナを攻撃したと明らかにした。現地時間10日午前9時半の時点で、62機のドローンがウクライナ軍によって撃墜された。

一方、ウクライナもロシアとの戦争が始まって以降、最大規模の攻撃をモスクワに対して実施し、空港2カ所で航空便に乱れが生じた。

ロシア国防省によれば、計34機のドローンがモスクワに向かって発射された。ロシアの防空部隊が10日午前7時から午前10時の間にモスクワ州上空を飛行したドローンを全て撃墜したという。

ラメンスコエでは撃墜されたドローンの破片により、住宅2軒で火災が発生した。52歳の女性が破片で負傷して病院へ搬送された。モスクワ州知事が明らかにした。

ロシア国営タス通信は航空当局の話として、今回の攻撃によって、ドモジェドボ空港とジュコーフスキー空港で午前8時過ぎから一時的に飛行が制限されたと報じた。飛行制限は午前10時過ぎに解除された。

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