英キャサリン妃、カタール首長の歓迎行事に出席 復帰後最大の公務
ロンドン(CNN) 英国のウィリアム皇太子の妻、キャサリン妃(42)が3日、カタール首長夫妻の公式訪問を歓迎する行事に出席した。がんの化学療法を終えたキャサリン妃にとって、復帰後最大の公務となった。
カタールのタミム首長と夫人は、3日から2日間の予定で英国を公式訪問している。
キャサリン妃は3日午前、ワインレッドのコートにそろいの帽子という服装で、ウィリアム皇太子とともに首長夫妻を迎えた。
閲兵場で高官らと挨拶を交わすキャサリン妃/Henry Nicholls/Reuters
一行はロンドン中心部のバッキンガム宮殿に近い閲兵場へ移動し、歓迎式典に臨んだ。閲兵場ではチャールズ国王が首長夫妻を正式に出迎えた。閲兵後は馬車でパレードし、宮殿での昼食会に向かった。
3日夜の晩餐(ばんさん)会ではチャールズ国王とタミム首長がスピーチする予定だが、キャサリン妃は欠席の予定が確認されている。
首長は4日に出身校のサンドハースト王立陸軍士官学校を訪れ、かつての学友やカタールからの留学生らと面会。首相官邸でスターマー首相とも会談する。
キャサリン妃は化学療法の後、10月から少しずつ公務への復帰を進めてきた。この日の公務は順調な回復のしるしと受け止められている。
一方、チャールズ国王の妻、カミラ王妃は先月かかった感染症の影響で倦怠(けんたい)感などが長引き、医師からの指示で屋外行事への出席を控えた。3日のレセプションでは招待客らとの会話で、感染したのは肺炎の一種だと話していた。