イスラエル、17日にガザ停戦承認の閣議開催へ 極右反対で延期

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イスラエルのスモトリッチ財務相=2024年12月5日/Kobi Wolf/Bloomberg/Getty Images

イスラエルのスモトリッチ財務相=2024年12月5日/Kobi Wolf/Bloomberg/Getty Images

(CNN) イスラエル当局者は16日、イスラム組織ハマスとの停戦合意を承認するための閣議を17日午前に開くと明らかにした。

閣議は当初、16日に予定されていた。首相府はハマスとの協議で土壇場で発生した問題についてまだカタールで交渉中だと明らかにし、閣議は17日に延期された。

17日に閣議を開くとの決定は問題が解決したことを示唆している。これより前に首相府は問題が解決してからのみ閣議を開くとの意向を示していた。

ただ、閣議で停戦合意が承認されるかは見通せない。スモトリッチ財務相が率いる極右政党「宗教シオニズム」は16日、停戦の第1段階後に戦闘を再開しなければ連立から抜けるとの意向を表明した。そうなった場合、政権が崩壊することにもつながりかねない。

同党は戦闘を再開するとの約束をネタニヤフ氏に求めるかどうかは明らかにしていない。

また、極右のベングビール国家安全保障相も連立政権からの離脱をちらつかせている。

スモトリッチ氏とベングビール氏の各党の議席は少数だが、合計すると14議席と連立政権の存続に影響を及ぼし得る。

最大野党を率いるヤイル・ラピド氏は政権崩壊を回避するための「救いの手」をネタニヤフ氏に差し伸べている。だが、そうした協力は停戦合意とひもづいていることはほぼ間違いなく、人質解放後に協力関係を破棄して政権崩壊につながることも考えられる。

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