停戦合意後にイスラエルの攻撃、死者45人 ガザ市

停戦合意後の空爆で死亡したパレスチナ人の遺体がガザ市内の病院に運ばれる様子/Dawoud Abo Alkas/Anadolu/Getty Images

停戦合意後の空爆で死亡したパレスチナ人の遺体がガザ市内の病院に運ばれる様子/Dawoud Abo Alkas/Anadolu/Getty Images

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区の文民保護当局によると、15日にイスラエルとイスラム組織ハマスが停戦で合意した数時間後、同地区の最大都市ガザ市でイスラエル軍の攻撃が相次ぎ、少なくとも45人が死亡した。

当局によると、沿岸部のシェイク・ラドワン地区付近にある住宅地が攻撃を受け、少なくとも20人が死亡。その近くの住宅地でも別の攻撃で15人が死亡、20人が負傷した。

現場からの映像には、建物が崩れてがれきの下敷きになった人々を助け出そうとする作業の様子が映っている。負傷した子どもたちが運ばれたり、担架の上で手当てを受けたりしている姿も見える。

発表によれば、さらに市中心部のリマル地区でイスラエル軍の爆撃を受けた家屋が倒壊し、5人が死亡、10人が負傷した。ダラジ地区でも住宅地への爆撃で5人の死者が出た。

ガザ市内にあるアル・アハリ病院の責任者は数十人が運び込まれたと述べ、停戦が発効する19日まではガザ住民にとって「暴力と苦痛」の70時間になると指摘。停戦発表後も攻撃が続き、イスラエル軍は「出来る限りの危害を加えようと躍起になっているようだ」と語った。

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