米次期大統領補佐官、ガザ停戦にトランプ大統領の選出が「多大な影響」
(CNN) トランプ次期政権で大統領補佐官(国家安全保障顧問)に就任予定のマイケル・ウォルツ米下院議員(フロリダ州)は15日、イスラエルとイスラム組織ハマスの間で交わされたパレスチナ自治区ガザ地区での停戦と人質解放の合意について、1981年のレーガン元大統領の就任日にイラン首都テヘランの米国大使館に拘束されていた米国人人質が解放されたときに例えた。
ウォルツ氏はCNNの番組で「これはまさにレーガンモーメントであり、我々は非常に興奮している」と語った。
バイデン大統領が同日、この合意の功績はバイデン氏とトランプ氏のどちらにあるかとの記者の質問に「冗談か?」と応じたことについて、ウォルツ氏は「少し残念」としたうえで、「しかし、国務省の報道官はトランプ大統領の選出が多大な影響を及ぼしたと明言していた。そして我々は非常に前向きな影響を目にしている」と述べた。
トランプ氏とイスラエルのネタニヤフ首相は15日に会談する予定だという。また、この合意はイスラエル政府の承認を得る必要がある。
ウォルツ氏は、イスラエルに対し、ハマスがこの合意の一部を破った場合、米国はイスラエルと共にあると明確に伝えたと説明した。
ウォルツ氏は、人質となった人々が生きて戻ってくることを祝うべきだとし、「トランプ大統領が選出されていなかったら、この交渉は行き詰まっていたと確信している。そして残念ながら、生きて帰ることができた人がいたかどうかは分からない」と語った。