写真で振り返る2024年、歴史的な米大統領選

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トランプ氏の選挙集会で国歌斉唱が行われる中、胸に手を当てる支持者。アイオワ党員集会が9日後に迫っていた=1月6日/Doug Mills/The New York Times/Redux
写真特集:写真で振り返る2024年、歴史的な米大統領選

トランプ氏の選挙集会で国歌斉唱が行われる中、胸に手を当てる支持者。アイオワ党員集会が9日後に迫っていた=1月6日/Doug Mills/The New York Times/Redux

(CNN) 年が明けた時、米大統領選が現職のバイデン大統領とトランプ前大統領の再対決になることは確実に思われた。

2020年大統領選でトランプ氏を破り、史上最高齢で当選を果たしたバイデン氏は、81歳という年齢で再選を目指していた。トランプ氏は敗れはしたものの、共和党有権者の間で絶大な支持を維持。共和党内から対抗馬が現れたが、いずれも勢いに乗れなかった。予備選は形だけの戦いのように感じられた。

だが、夏までに選挙戦は劇的に変化する。

バイデン氏は7月21日に大統領選から撤退。この数週間前、バイデン氏はCNN討論会で悲惨な出来に終わり、民主党の身内から選挙戦撤退や、党と国のために「バトンを渡す」よう求める声が上がっていた。バイデン氏はハリス副大統領の支持に回り、ハリス氏が民主党の候補指名を獲得する結果になった。

バイデン氏の前代未聞の撤退の8日前、トランプ氏はペンシルベニア州バトラーの選挙集会で起きた暗殺未遂を切り抜けていた。銃撃事件は世界に衝撃を与え、多くの共和党員がトランプ氏のもとに結束した。

トランプ氏は7月の共和党全国大会で指名を受諾。トランプ氏が行った基調演説は、銃撃後初めて公衆に直接語りかける機会になった。

民主党全国大会では、ハリス氏が党の指名を正式受諾して歴史を作った。主要政党の大統領候補となった黒人女性、アジア系米国人は初めてだった。

バイデン氏は党大会で演説を行い、ハリス氏のリーダーシップを信じていると表明。登壇したバイデン氏は4分以上の拍手喝采に迎えられ、聴衆は「ありがとう、ジョー」というプラカードを掲げた。

「米国、私はあなた方のために最善の判断を下した」とバイデン氏は語った。

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