イスラエル軍が空爆、6人死亡 ヨルダン川西岸
(CNN) パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区で14日、イスラエル軍による空爆があり、パレスチナ保健省によれば、少なくとも6人が死亡した。
イスラエル軍は、「ジェニンにいるテロリスト1人」に対して空爆を行ったと明らかにした。同地区への空爆は1カ月あまり行われていなかった。
パレスチナ自治政府はこの数週間、ジェニンの難民キャンプで武装勢力と戦っており、パレスチナの人々の間で緊張が高まっていた。
イスラエル側から見たパレスチナ自治区ガザ地区北部=14日 /Amir Cohen/Reuters
「ジェニン大隊」として知られる武装組織の連合は14日、停戦の可能性を示唆し、パレスチナ自治政府との戦闘をやめて、イスラエル軍とだけ戦う用意があると明らかにしていた。
パレスチナ自治政府は、停戦の可能性については言及せず、ジェニンでのイスラエル軍の空爆を非難した。
パレスチナ自治区ガザ地区でも14日、地元当局によれば、少なくとも54人が死亡した。
病院によれば、14日夜、ガザ中部のデイルアルバラやヌセイラト、南部のラファに対して空爆があり、少なくとも23人が死亡した。14日にはこれより前、ガザ全域で、少なくとも31人が死亡していた。