コカインは「ウイスキーより悪くない」 コロンビア大統領が発言
ペトロ氏はさらに、米国で深刻な薬物危機をもたらしている合成麻薬フェンタニルとの違いも強調。「(フェンタニルは)米国人を殺しているが、コロンビア産ではない」「フェンタニルは北米の多国籍企業が医薬品として作り出した」と指摘し、使用者は「中毒になった」と言い添えた。
国連によればコカインは世界で4番目に多く消費されている薬物であり、大半の国々で違法とされる。しかし一部の国の政府は、少量のコカイン所持を既に合法化している。
米国立薬物乱用研究所(NIDA)によると、コカイン使用は深刻な医学上の合併症を引き起こす恐れがある。そこには強迫的な使用や過剰摂取(オーバードーズ)に陥る可能性も含まれる。
一方、米国立衛生研究所(NIH)は暴力沙汰や過剰摂取につながるとして、アルコールの使用にも警鐘を鳴らす。酒の飲み過ぎは肝臓の疾患やがんの原因にもなるとしている。