ミャンマー地震の死者1700人超、バンコクでもビル倒壊 まだ多数ががれきの下敷きに
ミャンマー地震の死者1700人超、不明者いまだ多数
(CNN) 28日にミャンマーを襲った地震は、発生から2日以上過ぎた今も各地で懸命の捜索救助活動が続いている。遠く離れたタイの首都バンコクでもビルが倒壊するなど、被害は広範に及んでいる。
ミャンマーでこれまでに確認された死者は1700人を超えた。同国で発生した地震としては過去100年あまりで最大だったと専門家は指摘しており、実際の死者はこの数字をはるかに上回る可能性がある。
建物や橋が倒壊するなどの被害は広範に及ぶ。バンコクでは建設中の高層ビルが倒壊し、がれきの下敷きになったと思われる80人あまりの捜索救助活動が続けられている。
震源はミャンマーのかつての王都だったマンダレーに近いサガイン地区。エーヤワディー川に架かる幹線橋が崩落し、被災地はほぼ孤立状態にあるという。
軍事政権による異例の支援要請を受け、外国からの支援や国際救助隊も到着し始めた。
ミャンマー軍事政権によると、これまでに少なくとも1700人の死亡が確認され、約3400人が負傷。約300人が行方不明になっている。
米地質調査所(USGS)は、死者が1万人を超す可能性もあると推定している。
一方、バンコクでは少なくとも18人が死亡。うち11人は建設中のビル倒壊に巻き込まれた。
マンダレーでは、信者らが金曜の祈りをささげていたモスク(イスラム教礼拝所)数棟が倒壊した。