富士山に登山の男性、1週間で2回の救助 携帯電話取りに戻る
(CNN) 富士山に登山した男性が途中で体調を崩し、1週間で2回にわたって救助された。静岡県警が28日、CNNに明らかにした。
静岡県警によると、救助されたのは日本に住む中国籍の男子大学生(27)。22日は富士山の山頂に到達した後、高山病で具合が悪くなって救助された。26日には現場に残してきた携帯電話などの所持品を取りに富士山へ戻り、標高3000メートル以上の地点で再び体調を崩して救助を必要とした。
男性の命に別条はないという。
富士山の登山シーズンは7月10日から9月10日まで。男性は山開き前に2度にわたって入山していた。
富士登山オフィシャルサイトによると、オフシーズンは山頂への登山道は全て通行止めとなって登山道の標識も取り外され、山小屋やトイレ、救護所は全て閉所されている。
富士山は大混雑して問題が続出するようになったことから、静岡県と山梨県が2025年の登山シーズンを前に新しい安全対策を発表。登山者からは4000円の入山料を徴収してネットで事前予約を受け付けるほか、1日の登山者は4000人までに制限された。