2025年版世界の空港ランキング、1位はチャンギ国際空港 羽田は3位
(CNN) 英旅行調査会社スカイトラックスが9日、世界の空港ランキングを発表し、シンガポール・チャンギ国際空港が1位に輝いた。同空港が選ばれるのは13度目。
チャンギ国際空港は空港自体が目的地となっている。アーリーチェックインが導入されたことで、乗客はフライトの48時間前から荷物を預けることができ、空港での時間も休暇の一部にすることができる。
多くの旅行者は、10階建ての巨大なショッピングモール「ジュエル・チャンギ エアポート」を訪れるだろう。ジュエルの2024年の来訪者は8000万人に上る。施設内には複数の屋内庭園や、高さ40メートルを誇る世界最大の屋内人工滝「レイン・ボルテックス」もあれば、スパやホテル、美術展、博物館、映画館に加え、恐竜のテーマパークまでそろっている。
同空港は食の楽園としても評価されており、同日スカイトラックスが発表した「世界最高の空港ダイニング」賞なども受賞している。
アジアが上位を独占
スカイトラックスが世界565の空港の利用者を対象に実施した調査によると、世界2位の空港は、芸術作品で彩られ、建築様式にも優れたカタールのハマド国際空港。同空港は世界でも有数の豪華な空港と言える。ベスト・エアポート・ショッピング賞も受賞した。
上位3位から6位までをアジアの空港が占めたことは、航空輸送の卓越性において、アジア地域が北米や欧州を抜き去りつつあることを改めて証明した。
3位には羽田空港、4位には韓国の仁川国際空港が選ばれた。これに成田国際空港、香港国際空港が続く。羽田は「世界で最も清潔な空港」賞にも輝いた。
なお、7位以下はシャルル・ド・ゴール国際空港(フランス)、レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港(イタリア)、ミュンヘン空港(ドイツ)、チューリヒ・クローテン国際空港(スイス)の順。