エアアジアのトップ、会議中に上半身裸でマッサージ 写真投稿で批判
香港(CNN) マレーシアを拠点とする格安航空会社エアアジアのトップ、トニー・フェルナンデス氏が上半身裸でマッサージを受けながら経営陣の会議に参加する写真を公開し、SNS上で物議を醸している。
ビジネス向けSNSのリンクトインに今週、写真を投稿した。フェルナンデス氏はこの中で自社の企業文化を称賛しているが、不適切な職場環境を助長するものだと反発する声も上がっている。
投稿によると、「ストレスの多い1週間」を過ごしたフェルナンデス氏は同僚からマッサージを提案された。写真にはフェルナンデス氏が会議室に座り、マスクを着用した人物に肩をもんでもらう様子が写っている。
フェルナンデス氏は「マッサージを受けながら経営会議をできるインドネシアとエアアジアの文化を愛すべき」とつづっている。
これに対し批判の声が相次ぎ、投稿は数日後に削除された。リンクトインのユーザーの多くはプロ意識に欠ける行動だと言及。批判的なユーザーの一人は、職場の他の人を不快にさせる可能性を指摘した。
このユーザーは「あなたの会社の女性がこの状況で快適さや安心感を覚えるとは思えない。あなたがトップであることを考えると、彼女たちが異議を唱えたり、何か言ったりする可能性は低いだろう」と指摘している。
フェルナンデス氏はCNNの取材に対してコメントを控えた。
フェルナンデス氏は米ブルームバーグ通信に対し、18時間のフライトに耐えた後で痛みがあったので、マッサージを受けたらどうかという提案を受け入れたと語った。
フェルナンデス氏は経営破たん状態にあったエアアジアを2001年に26セントで買い取り、再生させたことで知られる。現在は親会社キャピタルAの最高経営責任者(CEO)を務めている。