イスラエル外相、UNRWAトップの辞任を要求
(CNN) イスラエルのカッツ外相は29日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリーニ事務局長に対して辞任を求めた。UNRWAをめぐっては、一部の職員が、イスラム組織ハマスが昨年10月7日にイスラエルに対して起こした奇襲攻撃に関与したとの疑惑が浮上している。
カッツ氏はSNSへの投稿で、31日に予定されていたラザリーニ氏とイスラエル外務省当局者との会談を中止にしたと発表。カッツ氏は「ラザリーニ氏は結論を出して辞任すべきだ。テロの支持者はここでは歓迎されない」と言い添えた。
カッツ氏はすでに国連に対し、UNRWAの指導部に対して直ちに行動を起こすよう呼び掛けていた。
UNRWAのラザリーニ事務局長は27日、国連の最高調査機関が既に行動を起こし、外部の専門家による独立した立場からの検証が予定されていると説明。10月7日の攻撃に関与した疑いのある職員については即刻契約を打ち切る措置を講じたと強調した。