トヨタ自動車、世界で計743万台リコール スイッチに不具合
(CNNMoney) トヨタ自動車は10日、パワーウインドーのスイッチに不具合があるとして、全世界で計約743万台に上るリコール(回収・無償修理)を発表した。
一部のモデルで運転席側のスイッチが作動不良を起こし、市販の潤滑剤を使用すると条件によっては発火の恐れもあるという。組立の過程でグリースが均一に塗られていなかったことが原因とみられる。スイッチを分解し、特殊なグリースを塗るなどで解決するという。この不具合による事故や死傷者は報告されていない。
リコール対象はヴィッツ(海外名ヤリス)など多くの車種にわたり、日本国内で45万台。米国が250万台、欧州と中国がそれぞれ140万台、中東50万台、オーストラリア65万台などとなっている。