「CSR」重視の会社が増加、生きる目的を追う若者獲得へ
ボランティア活動などが、一時的流行、あるいは企業のPR活動の一環だと見られる可能性があることも意識して、企業側も、長期的な様々なメリットについても熱心に強調している。
あるコンサルタント会社の2010年の調査研究によると、CSRは、企業の競争力にも大きな影響を与えており、企業側では業績向上の手段ともみなしている。
さらにCSRは、価格や品質と並んで企業のブランドイメージにとって最も重要な要素の1つだとの見方も広がっている。ある調査によれば、世界の消費者の87%は、企業が社会的責任を最低でも事業と同じ程度重視すべきだと考えている。
企業イメージやブランド、流行などが専門のあるコンサルタントは、CSRを重視し雇用者として良い会社になることは、従業員の士気を高めるだけでなく、消費者に対しても重要な意味を持つと述べている。