NYダウ終値、5営業日連続で史上最高値を更新
ニューヨーク(CNNMoney) 11日の米ニューヨーク株式市場は、ダウ平均の終値が前日比50.22ドル高の1万4447.29ドルに達し、5営業日連続で史上最高値を更新した。
S&P500種指数も0.3%上昇し、史上最高値まであと10ポイント以内に迫った。ダウとS&Pはともに、7営業日連続の値上がり。ハイテク株中心のナスダックも0.2%上昇した。3指数とも、年初からの上昇率が9~10%に上っている。
米連邦準備制度理事会(FRB)が当面景気刺激策を維持するとの見通しや、予想を上回る経済指標の発表が追い風となっている。今月初めに連邦予算の強制削減が発効したものの、投資家心理への影響は限定的だった。議会では、現行の暫定予算が期限切れとなる27日までに、新たな予算案が成立するとの観測が強まっている。
ただ、株価は最高値を更新した後、しばらくは落ち着いた展開となることが多く、まもなく何らかのきっかけで一服するとの見方が強い。13日に発表される2月の小売売上高が、給与税減税の打ち切りや税還付の遅れ、ガソリン高騰の影響を受け、予想を下回るかどうかが注目される。