米当局、ボーイング737に点検命令 不良部品の恐れ
(CNN) 米連邦航空局(FAA)は、米ボーイング社の小型ジェット旅客機737型の一部の機体に不良部品が使われている恐れがあるとして、1000機以上の点検を命じた。
FAAによると、機体に水平安定装置を取り付けているとめ具について、磨耗や腐食を防止するための塗装が適正に施されていないとの報告があった。この部品に不具合が起きた場合、機体が制御不能となる事態も考えられるという。
点検ではとめ具の部品番号をひとつずつ調べ、特定の番号に該当していたら改良版と交換する。対象となるのは1998年以降に製造された一部の機体。点検命令は5月20日付で発効するが、航空会社の運航スケジュールには影響しない見通しだ。