ボーイング787、運航再開に向け日本で試験飛行
東京(CNN) 全日空(ANA)は28日、ボーイング787型機の運航再開に向けた試験飛行を実施した。同日朝に羽田空港を出発した機体は、約2時間の飛行を無事に完了した。
試験飛行には全日空の技術者とともに、同社の伊東信一郎会長、ボーイング民間航空機部門のレイモンド・コナー最高経営責任者(CEO)が搭乗した。
ボーイングは試験飛行の成功を受け、安全な運航再開に向けた作業をさらに進めるとの声明を発表した。
787型機はバッテリーのトラブルが相次いだため、今年に入って世界で運航を停止した。米連邦航空局(FAA)が先週、バッテリー改修を条件に運航停止命令を解除したことを受け、国土交通省も26日に運航再開を承認していた。
世界ではエチオピア航空がトップを切って、27日にエチオピア・アジスアベバからケニア・ナイロビへの便で運航を再開している。