アメリカン航空とUSエアとの合併完了、ナスダックに上場
ニューヨーク(CNNMoney) 米航空大手アメリカン航空の親会社AMRとUSエアウェイズの合併が完了し、新会社「アメリカン航空グループ」が9日、ナスダック市場に株式を上場した。
新生アメリカンの旅客輸送実績は米ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスを抜いて、世界最大規模となる。
アメリカンとUSエアの合併を巡っては、米司法省が反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いがあるとして差し止め訴訟を起こしたが、ニューヨーク、ワシントンなど主要空港で両社が持つ発着枠の一部を格安航空会社(LLC)に譲り渡すことを条件に和解が成立し、破産裁判所もこれを承認していた。
航空券の予約には引き続きアメリカンとUSエアの名が使われ、利用客には当面、目立った影響がないとみられる。来年以降、マイレージサービスや発券手続きが順次統合される見通しだ。