航空機内での携帯通話解禁、「望まない」が大半 米調査
(CNN) 米連邦通信委員会(FCC)は航空機内での携帯電話による通話解禁を検討すると表明したが、米国民の多くは現状のままの静かな環境を望んでいる――。米キニピアック大学が11日に発表した意識調査でそんな傾向が明らかになった。
この調査では、回答者の59%が機内で携帯電話を使いたいとは思わないと答える一方、通話解禁に賛成すると答えたのは30%にとどまった。マナーボタンを支持する声も多かった。
一般的に携帯電話の依存度が高い18~29歳の層でも、機内での携帯電話使用には52%が反対し、賛成の39%を大きく上回った。
FCCが解禁を検討しているのは、高度1万フィート以上を飛行する航空機内での携帯電話を使った通話やメールなど。これに対して米議会には、通話禁止の現状を維持するための法案も提案されている。
調査は12月3~9日にかけて、全米の登録有権者2692人を対象に実施された。