米1月雇用統計、失業率改善も雇用の伸びは予想下回る
ニューヨーク(CNNMoney) 米労働省は7日、1月の雇用統計を発表した。非農業部門雇用者数は前月比11万3000人増で、エコノミスト予想の17万8000人増を大幅に下回った。
昨年12月分についても、多くのエコノミストは大幅な上方修正を期待していたが、結局、上方修正分はわずか1000人で、7万5000人増にとどまった。
一方、失業率は2008年10月以来の水準となる6.6%に低下した。失業率は2009年に10%に達した後、大幅に改善し、現在は5年ぶりの低水準にある。
しかし、失業率の改善は人々が労働市場から退出しているのが主な要因だ。1月の労働参加率(生産年齢人口に占める労働力人口の割合)は63%と、前月の62.8%からやや改善したが、依然として1978年以来の低い水準で推移している。