中国のアリババ、米で上場申請 史上最大規模か
ニューヨーク(CNNMoney) 中国のインターネット大手アリババグループは6日、米国の株式市場への上場を申請した。米史上最大級の新規株式公開(IPO)になるとの見方が強い。
アリババは米証券取引委員会(SEC)への手続きで、10億ドル(約1020億円)の資金を調達すると申請した。しかしアナリストらによれば、実際には米フェイスブックが2012年のIPOで調達した160億ドルをしのぐ規模となる見通し。
ニューヨーク証券取引所とナスダックのどちらに上場するかは公表されていない。
アリババは1999年に馬雲(ジャック・マー)氏が創業した。米国での知名度こそ低いものの、中国の電子商取引業界のトップに立ち、「イーベイとアマゾン、グーグルを合わせたような企業」と呼ばれるほどの規模を持つ。
昨年は延べ2億3100万人の利用者から110億件を超える注文があった。株式の約24%を米ヤフーが所有している。
中国のネット企業では先月、短文投稿サイトを運営する新浪微博(ウェイボ)がナスダックに上場し、2億8600万ドルの資金を調達した。