米大企業で無人機操縦士引く手あまた、年俸1千万円から
特に無人機が新規に導入される分野としては、農業、公共治安、石油・ガス、映画産業などを想定している。
無人機の成長性に賭けるIT産業の意気込みも目立つ。フェイスブックは関連チームを増強し、アマゾンは短距離での小荷物を無人機で届ける計画実現に意欲を示している。グーグルは高度飛行が可能な太陽光利用の無人機製造を手掛けるタイタン・エアロスペース社の買収に踏み切った。
ノースカロライナ大によると、無人機関連の学科などの最初の卒業生の大半となる61人が米軍需産業のノースロップ・グラマン、ロッキード・マーチン、ゼネラル・アトミックス、ボーイングなどに就職した。同大学は2008年に無人機関連の学士課程を新設。企業などからの寄付金も順調に集まり、最近は新たな研究分野の新説や訓練施設の増設に必要な資金2500万ドルを確保したという。