米ウーバーCEOを違法営業で起訴 韓国検察
ニューヨーク(CNNMoney) 韓国検察当局は24日までに、米タクシー配車サービスを展開する「ウーバー(Uber)」が韓国で正式な許可なしにタクシー事業を行っているとして、同社のトラビス・カラニック最高経営責任者(CEO)と現地の提携先のトップを起訴したと明らかにした。
聯合ニュースによれば、ウーバーと提携しているのはレンタカー会社で、タクシー事業を行うことは認められていない。有罪になれば、最高で禁錮2年の実刑判決が下る可能性もあるという。
ウーバーは聯合ニュースに対し、事業は合法であると信じており「消費者から歓迎され、支持されている」との見解を示した。
ウーバーはスマートフォンを利用した配車サービスを展開、世界各地に積極的に進出している。だが最近では各地で同様の批判を受け、タクシー業界の苦情を受けた当局から、営業停止処分を科される例も相次いでいる。
米国内でもカリフォルニア州のサンフランシスコやロサンゼルス、ネバダ州で営業差し止めの動きが出ているほか、オレゴン州ポートランドでは同社は営業の一時停止で当局と合意している。
マサチューセッツ州ボストンやインドのニューデリーでは、ウーバーの運転手によるとされる強姦事件が起き、同社の安全への取り組みにも疑問が投げかけられている。