米陸軍、新たな公式短銃を「募集」へ ベレッタM9の後継
米陸軍が最初に正式採用した短銃はコルトの「M1911」で、約90年間使われた。第2次世界大戦中のフィリピン戦線やベトナム戦争などでも兵士に支給されていた。
短銃市場においてベレッタM9の主な競合品はオーストリアのグロック社の製品とされる。握り部分やフレームにプラスチックが使われ、軽いことなどが大きな特徴。警察などが導入する最も人気がある短銃の1つとされている。
米陸軍が次期の公式短銃としてプラスチックを取り入れた軽量のモデルを候補の1つと見すえているのかは不明。ただ、自動小銃に関して言えば、同軍はベトナム戦争中、木製部品や金属を用いて重かったM14を大半がプラスチック製のM16に切り替えたことがある。現在は、さらに軽量となって小型化されたM4が支給されている。
スミス・アンド・ウェッソン社は、陸軍はプラスチック製の短銃の導入に傾いていると見ている。この意味で、ポリマーと呼ばれるプラスチック材料を使ったM&Pは最適のモデルと主張している。