米旅客機が空港で衝突 主翼先端もがれ尾翼に損傷 NY
(CNN) 米ニューヨーク市にあるラガーディア国際空港の誘導路上で25日までに、旅客機2機の機体一部が衝突し、1機の主翼先端部分がもがれるなどのトラブルが起きた。
衝突したのはサウスウエスト、アメリカン両航空の機材で、いずれもボーイング社製の737型機。このトラブルで負傷者は出なかった。
アメリカン航空の声明によると、テキサス州ダラス・フォートワース空港発の同社便がラガーディア空港の乗降ゲートへ走行している際、左尾翼の水平安定版が離陸のため滑走路へ向かっていたサウスウエスト航空の「ウイングレット」に衝突した。
.@SouthwestAir plane I was on had its wing clipped; impact with @AmericanAir plane; unclear who is at fault @ LGA pic.twitter.com/u6CTrru3sO
— Arí Isaacman Astles (@Ari_Be_Free) 2014, 12月 23
ウイングレットは主翼の端部分に折れ曲がるような形で付いている小さな翼で、燃費向上を図る装置となっている。
コロラド州デンバー行きのサウスウエスト機はこのトラブルを受け、点検と修理のため運用が中止された。乗客143人が搭乗していたという。
アメリカン航空機には乗客143人と乗員6人が乗っていた。機体の損傷具合を同じく調べている。
米連邦航空局(FAA)が衝突原因などを調べる予定。
ラガーディア空港を運営するニューヨーク・ニュージャージー港湾公社によると、衝突による空港業務の混乱は起きなかった。