自動走行車が初の路上試験、2年後の実用化目指す 英
ロンドン(CNNMoney) 英ロンドンのグリニッジ地区で11日、路上では初となる自動走行車の試験走行が行われた。
この車は「ルッツ・パスファインダー」。2人乗りの電動自動車で、搭載したセンサーやレーダー、カメラで障害物を避けながら約時速19キロで自律走行できる。歩行者用の道や自動車の入ってこないエリアでの短距離の移動を念頭に設計されているという。
今後はロンドンから北に約80キロ離れたミルトンキーンズで、複数台のルッツ・パスファインダーを使った試験走行が続けられる予定。ただし、どの車両にもハンドルがついており、問題が起きた場合に備えてドライバーが1人乗り込む。
予定通りに進めば、2年後にはミルトンキーンズの町で完全自動走行車を走らせることができるようになるという。
類似の自動走行車は2011年以降、ロンドンのヒースロー空港の敷地内でも、ターミナルと駐車場の間を行き来してを乗客を運んでいる。
ケーブル英民間企業・技術革新・技能相によれば、英国は今後、自動走行車産業でトップに立つ可能性がある。同相によれば、自動走行車市場は2025年までに9000億ポンド(約165兆円)規模に成長する見込みだという。