インドの経済成長率、中国を抜いて主要国トップへ

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IMFのラガルド専務理事

IMFのラガルド専務理事

(CNNMoney) 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は、インドの来年度(15年4月~16年3月)の経済成長率が7.5%に達し、中国の7.2%を上回って世界の主要国のトップに立つとの見通しを示した。

IMFは昨年末、16年のインドの成長率が6.5%となり、中国の6.3%を抜くと予想していた。

ただし、国内総生産(GDP)の規模は14年の時点で中国が10兆ドル(約1200兆円)を超え、インドの約2兆ドルを大幅に上回っている。

ラガルド氏は16日、訪問先のインドでの講演で「インドが人口の規模を生かし、世界経済成長の主要な動力源となる時が来ている」と述べた。

同氏はインドの活力の源として、近年の改革と景況感の改善を挙げた。モディ政権は経済成長を最優先の目標に掲げ、法人税の引き下げやインフラ整備などを進める構えだ。

ラガルド氏によれば、同国の経済規模は09年からの10年間で2倍に拡大し、ロシアとブラジル、インドネシアの3カ国の合計を上回る規模になることが予想される。

この背景には、若年層の多い人口構成がある。12億5000万人の人口のうち25歳未満が約半数を占め、毎年約1200万人が新たに労働力に加わっている。30年には同国の人口が中国を抜き、世界一となる見通しだ。

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