中国企業の社員旅行、6400人がフランスへ 費用18億円
(CNN) 中国の複合企業ティエンズ・グループが創業20周年を記念して、従業員6400人をフランス旅行に招待した。費用は全額会社が負担。フランスへの団体ツアーとしては過去最大規模となった。
フランスのAFP通信によれば、一行は4日間の日程でルーブル美術館を訪れたり高級百貨店ギャラリー・ラファイエットで買い物を楽しんだりした。
パリに2日間滞在した後、8日には南部のリゾート地ニースを訪問。同地で作った巨大な人文字は、ギネス・ワールド・レコーズで世界記録に認定された。
地元メディアの報道によれば、同社はカンヌとモナコの間で79のホテルの計4760室を予約し、ツアーバス146台を借り切った。一行が旅行中に費やしたとみられる額は推定1500万ドル(約18億円)、フランスへの経済効果は2000万ドル(約24億円)が見込まれている。
「爆買い」で知られる中国人観光客は、海外旅行で平均7200ドル(約86万円)を費やすと言われる。中国企業が海外への大規模団体ツアーを手配するのは今回が初めてではなく、昨年は中国と米国の国交35周年を記念して、7000人の団体が米国を訪れていた。
ティエンズ・グループはバイオテクノロジーや旅行、貿易などの事業を手がけている。