社員の自社HP閲覧はモバイル機器のみ NYタイムズ紙
ニューヨーク(CNNMoney) 米紙ニューヨーク・タイムズは12日、マンハッタン中心部にある本社勤務の社員に対し来週からデスクトップによるホームページへの接続を切断し、携帯電話もしくはタブレット型端末のみでの閲覧を可能にする実験を開始すると通達した。
社内向けの通知によると、この措置は短期間のみの実施で、モバイル機器の活用が同紙の今後の事業展開などで中心的役割を一層果たすことを周知させるのが狙いとしている。ユーザーらによる同紙のホームページへの接続件数の半分以上はモバイル機器経由だという。
タイムズ紙は昨年、携帯電話の無料アプリ「NYT Now」を導入し、携帯電話を通じた読者拡大を図っていた。
デスクトップによるホームページの閲覧が遮断された場合、社員が仕事でどうしても接続が必要な事態を想定し、自らのメールアドレス経由で1日間だけのアクセスを可能にしている。