ギブズ元米大統領報道官、業績不調のマクドナルド広報担当に
ニューヨーク(CNNMoney) 米マクドナルドは11日までに、広報担当の総責任者として、オバマ政権の1期目に大統領報道官を務めたロバート・ギブズ氏を起用すると発表した。
肩書は、副社長でグローバル最高コミュニケーションの責任者となっている。
ギブズ氏はオバマ氏が再選を果たした選挙戦で上位顧問も務めていた。ホワイトハウスを去った後は、自らが共同創業者となって2013年に創設した広報活動関連の企業に籍を置いていた。
マクドナルドの業績はここ数カ月、低迷を続け、株価も下落している。米国内市場では「シェイク・シャック」などのハンバーガーチェーンとの競合も激しくなっている。
同社のスティーブ・イースターブルック最高経営責任者(CEO)は先月、販売不振を認めた上で経営改善へ向けた措置を発表。年間3億ドル(約370億円)のコスト削減を生むとする組織構造の見直しや商品の質向上、ブランドイメージの改善などを打ち出していた。
同CEOは報道発表文で、ギブズ氏は大いに尊敬される能力ある指導者であり、その豊富な経験と洞察力を今後のマクドナルドに生かしてくれるだろうと期待した。