「エンジニアに見えますか?」 求人広告に登場した女性技術者が話題に
ウェンガーさんはネットへの投稿の中で、「この広告に対する否定的な意見を見ず知らずの人たちが共有しなければならないように感じていることが、業界にはびこる性差別主義の確かな事例を浮き彫りにしている」と指摘。
全ての女性や非男性的と認識している人は、ただ我慢するしかなかったさまざまな個人攻撃を数多く経験しているはずだと語っている。
ウェンガーさんはこのほど、「#iLookLikeAnEngineer」というハッシュタグを作って、行動を呼びかけた。24時間とたたないうちに2万6000を超えるツイートが投稿された。
OneLoginの最高経営責任者(CEO)で共同創業者のトーマス・ペダーセンさんは、テック業界における差別主義や多様性に関する会話に良い影響を与えられればと期待を寄せる。ペダーセンCEOによれば、同社の求人も女性の割合はわずか10%に過ぎない。
ウェンガーさんは、若い女性にとって、ある種の模範となれるかもしれない。8歳の時にウェブサイトの作り方を独習したウェンガーさん。「子どもだったころは多くの時間を独りコンピューターの前で過ごした。必要なのはただ興味を持つこと。自分がほかのことをしているのは、なかなか考えられない」と話している。