離陸前に乗客の体重測定、安全確保で ウズベク航空
(CNN) 中央アジアのウズベキスタン航空は13日までに、離陸時などの機体重量の計算や安全運航の確保に必要として、出発前に乗客の体重と持ち込み荷物の重さを量ることを開始するとの声明を発表した。
体重測定は世界の航空会社でも珍しい措置とみられる。国際航空運送協会(IATA)の規定に従った対応としている。ただ、IATAの報道担当者はCNNの取材に離陸前の乗客の体重測定や持ち込み荷物の計量に関する規定は承知していないと指摘。
各航空会社は運航機材で輸送する乗客や搭載物の重さに機体重量を加味した総合的な計算でそれぞれの内部規定を抱えており、この種の規定の内容は各国の航空監督当局に委ねられていると述べた。
ウズベキスタン航空によると、乗客の体重は空港の出発用の区画で計量器を用いて量る。計量の記録は男女、子ども別に分類されるが、その他の個人データは全面的に守秘扱いにすると述べた。