日本の4~6月期GDP、年率で1.6%減
香港(CNNMoney) 内閣府が17日発表した日本の4~6月期の国内総生産(GDP)は、年率換算で1.6%減のマイナス成長となった。
マイナス幅は市場予想に比べて小さかったものの、個人消費や投資の低迷が目立つ結果となった。
安部政権の経済政策「アベノミクス」が掲げる賃金上昇や劇的な経済回復は、ほとんど実現していないとの批判が強まっている。柱のひとつとされる構造改革は難航し、物価上昇率2%の目標もまだ遠い。
英市場調査会社キャピタル・エコノミクスは、2016年夏までに2%達成という目標は「実現の可能性が次第に低くなっている」との見方を示す。
同社は一方で、今年後半については明るい見通しを示す。GDPは7~9月期にも緩やかなプラス成長に戻り、今年度の成長率は1%まで回復すると予想している。