「パジェロ」「ラピュタ」に今度は「ジカ」 不運だった車名の数々
パジェロ(三菱自動車)
三菱のスポーツ用多目的車(SUV)「パジェロ」はスペイン語圏の多くで「モンテロ」と呼ばれている。南米の多くの国で「Pajero」といえば「嘘つき」や「怠け者」、さらには「自慰行為ばかりしている男」の意味になる。
ラピュタ(マツダ)
「Laputa」の名は、ジョナサン・スウィフトの1726年の小説「ガリバー旅行記」に登場する島の名に由来するらしい。だがスペイン語では「売春女性」の意味。スペイン語圏での売れ行きは振るわなかった。
モコ(日産自動車)
モコの名が使われているのは日本のみ。スペイン語では「鼻くそ」といったような意味になる。
グレムリン(アメリカン・モーターズ=AMC)
これまでに挙げた車が不運だったのは車名だけだが、1970年代にAMCから登場した奇抜な小型車グレムリンの場合、すべてが不運だった。米誌タイム(電子版)では「ワースト50」の自動車ランキングに入り、スピードは出るけれど「あざけられて笑われるだけ」と評された。