ピザ宅配のロボット開発、世界初を誇示 ドミノの豪州系列店
ニューヨーク(CNNMoney) 米宅配ピザチェーン大手ドミノ・ピザのオーストラリア系列店は19日までに、温かい料理や冷たい飲み物を運ぶ自動運転の配達用ロボットを開発し、今月初めに最初の運用実験を実施したと発表した。
ピザ宅配車両としては世界で最初の技術と誇示している。四輪式ロボットでDRUと呼ばれ、17日には同国ニューサウスウェールズ州ブリスベンでの特別行事で披露された。
DRUの走行には全地球測位システム(GPS)が使われ、障害物を避ける感知装置を内部に搭載。自転車専用道路もしくは歩道の利用を想定し、時速12マイル(約19キロ)での走行が可能。可能な走行距離や動力の方法などは伝えられていない。
隠された形で備え付けられている保温や冷温方式の収納部分に料理や飲み物を入れる。ピザなどの注文客は電話に送られたコード番号を使って収納部分を開け、品物を受け取る。
DRUの開発技術の土台部分は、消火訓練用の装備品を手掛けるロボット製造の新興企業マラソン・ターゲッツ社の知識を応用した。同社は声明で、ピザ宅配技術で世界最初の発明に関与し得たことを誇りに思うと述べた。