挙式費用は360万円、過去最高を記録 米結婚式事情
ニューヨーク(CNNMoney) 米結婚情報サイトが実施した調査によると、昨年挙式したカップルが結婚式のために費やした額は過去最高の平均3万2641ドル(約360万円)となり、2010年に比べて5000ドル以上増加した。
米国の中間層の平均世帯所得は5万4000ドル前後。つまり年収の半分以上を結婚式の費用に充てるカップルも珍しくないようだ。
調査は結婚情報サイトの「TheKnot.com」が昨年結婚式を挙げた女性を対象に実施し、約1万8000人から回答を得た。
結婚費用は地域による差も大きく、出費が最も多かったのはニューヨーク・マンハッタンで挙式した場合の8万2299ドル(約900万円)。最も少なかったのはアラスカ州の1万7361ドル(約190万円)だった。
出費の増大に伴って招待客を絞り込む傾向も見られた。招待客の平均は139人と、2009年の149人に比べて減少。招待客1人当たりのコストは22%増の237ドルに増えた。挙式が最も多い月は10月と9月だった。
結婚費用の内訳をみると、最大の出費は披露宴の1万4788ドル。2位の結婚指輪は5871ドルで、前年の5855ドルを上回った。花嫁のウェディングドレスに費やした額は1469ドル、花婿の衣装は269ドルだった。
両親に援助してもらう習慣は依然として健在で、結婚費用を全額自分たちだけで負担したというカップルは12%にとどまった。